2009.08.29 21:31

馬も人も夏は牝馬が主役である〜パート2

「馬券の買い目は高倉健!」を目指す武虎です(-。-)y-゜゜゜

今回は馬も人も夏は牝馬が主役である〜パート2と題して、「なぜ夏に牝馬が好走しやすいのか」を科学的にかつ馬体的な面から、かなり真面目に綴ってみようと思う。

今回は長文です。……いやその長さといったら

イギリスのあの伝統的な障害レース“グランドナショナル級”です。

完走ならぬ完読が難しい!と思われますので
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※今回の記事は様々な研究データなどをもとに考察したものだが、極力専門用語やデータ数値など省きわかりやすく書いたつもりだ。が「小難しい話は大嫌い!」って方は前回の馬も人も夏は牝馬が主役である〜パート1の記事だけでOKです(-。-)y-゜゜゜

□ 今回記事引用&参照資料一部
・はじめてTIPNESS-体脂肪、筋肉-
・熱中症にかかりやすいのは男女どっち?
・競走馬のふしぎ-ベガとみなみの惑星
・顔面サーモグラフィによる感性情報の評価
・アプレットmagic.com Thayer Watkins
・家康の乗馬
・その他多数

【競馬の格言シリーズ】「なぜ夏は牝馬が強い(好走しやすい)のか?」

まず競馬の格言

「夏は牝馬を黙って買え!」

この夏に牝馬が好走しやすい理由として、一般的によく言われている要因をいくつか挙げてみると

一般的に言われている「夏に牝馬が好走しやすい!」理由
  1. 牝馬は牡馬よりも我慢強く、熱さにも強い
  2. 牝馬向きのスピード重視や平坦コースのレースが夏競馬に多い
  3. 強い牡馬が休養に入る時期である
  4. 調教師などが“この格言”を意識し、牝馬を夏競馬に向け仕上げてくる
こんな感じか

単純にどれか一つが大きな要因ではなく、いくつかの要因が重なった結果だろうが……そもそも

「本当に夏に牝馬が好走しやすいの?」

という疑問もあるだろう。

武虎もここで挙げた理由について具体的なデータ検証など目にしたことはない。が、実はここで挙げた理由の1と2については、科学的かつ馬体的な観点から裏付け(こじ付け!?)をとることが可能なのである。(-。-)y-゜゜゜

とまぁ、何だか自分が嫌いな学者口調になってきたが、ここからは普段のコラムのような武虎の独断と偏見を極力省いた内容であることをまずは断わっておく。

では理由1と2について、科学的また馬体的に裏付けを述べていこう。

1.牝馬は牡馬よりも我慢強く、熱さにも強い

「本当に牝馬は暑さに強いの?」

 生物学上、子供を産む(子孫を残す)役割のあるメスのほうが、オスよりも身体的かつ精神的にも耐性が強くいわゆる“防御”に優れている個体となりやすく、逆にオスは外的への“攻撃”に優れる個体となりやすい、といわれている。
 身体的な特徴に関しては、自然界の生物(昆虫から哺乳類)のオスとメスを想像すれば大体納得できるはずだ。いわゆる“性別による遺伝的な個体差”の違いというヤツだろう。

 もちろんサラブレットにもこうした“性別による遺伝的個体差”は当然当てはまる。精神的な部分も、人間では、男性が“攻撃”的で怒りやすく、反面女性は“防御”的で我慢強いということからも当てはまる気がするが、それだけでは科学的とするには十分ではない。そこで、さらに具体的な性別による個体差を人間とサラブレットに絞って述べていく。


 まず人間とサラブレット共に、身体的な性別による個体差の大きな違いはズバリ

“筋肉と体脂肪”にある。

この“筋肉と体脂肪”こそが、人間やサラブレットにおける男女・牡牝の“我慢強さや熱さへの耐性”の秘密なのである。さらには“人間とサラブレットの筋肉量や心拍数の違い”もその秘密に関係してくる。

 ではその秘密に迫るために、“筋肉と体脂肪”そして“人間とサラブレットの筋肉量や心拍数の違い”について、なるべくわかりやすく基礎知識を述べておく。

急激に熱を発する“筋肉”

筋肉は活動することで体内で熱を発する。また脂肪などよりも急激に熱を発する。

このことから
女性より“筋肉量”が多い男性ほど、体温が早く上昇し高くなりやすい。
サラブレットでも同様
牝馬より“筋肉量”が多い牡馬ほど、体温が早く上昇し高くなりやすい。

保温と遮温機能に優れた“体脂肪”

 体脂肪は、寒い時には熱を体外に逃がさない保温機能の役目をし、暑い時には外熱を体内に伝わりにくくする遮温機能の役目がある。つまり一般的に脂肪と聞くと「何だか熱そうだなぁ」と思われがちだが、単なる“脂肪”のイメージとは裏腹に、実はこの“体脂肪”、冬は暖かく夏は涼しい!といった体温調節に欠かせない優れモノなのである。

このことから
女性より“体脂肪”が少ない男性ほど、外温の影響を受けやすく体温が変化しやすい。
サラブレットでも同様
牝馬より“体脂肪”が少ない牡馬ほど、外温の影響を受けやすく体温が変化しやすい。


つまり“筋肉と体脂肪”のメカニズムから

男性よりも女性、牡馬よりも牝馬が外温の影響を受けにくく体温調節に優れている

(-。-)y-゜゜゜ズバリ
科学的に牝馬は牡馬よりも熱さに強い!わけである。


また次にのべる“人間とサラブレットの筋肉量や心拍数の違い”から、人間よりもサラブレットの方が、熱による影響を体が受けやすいことがわかる。

人間とサラブレットの筋肉量や心拍数の違い

 まず“筋肉と体脂肪”以外にもサラブレットは人間よりも“体表面積”が当然大きい。この“体表面積”も大きければ大きいほど、外熱を吸収してしまい、外温の影響を受けやすくなる要因だ。

 当然“体表面積”が単純に大きいということは“筋肉量”も多くなるわけでく、そのためサラブレットの筋肉に供給する酸素運搬能力は、人間の30倍以上とされている。

 またその酸素を運搬するために、人間よりも心臓の活動は活発でありその大きさは人の20倍、心臓の心拍数においては、人間が最高で平常時の3倍程度なのに対し、サラブレッドは平常時の6から8倍にまで達する。

 当然ながら“体表面積”の大きさだけでなく、その大きな体全身の血液中に酸素を送るため“心臓の活動”も激しくなり、体温上昇に影響してくるわけだ。なぜなら心臓は“筋肉”でできているからだ。

つまり
サラブレットは、人間よりも“体表面積”による外温の影響を受けやすい。
サラブレットは、人間よりも“筋肉”の急激な活動が行われやすく、外熱の影響を受けやすい

まぁこの違い例えるなら

50ccのスクーターのエンジンと
1000cc以上あるハーレーのエンジン

そのパワーと熱気の違いをイメージするとわかりやすいか。

サラブレットと心臓発作
※余談であくま推論だが、サラブレットの運動においてスタート時が最も心拍数が急激に上がるらしい。先に挙げた「最大心拍数が人間が平常時の3倍程度に対し、サラブレッドは平常時の6から8倍ということ」で、単に人間の倍以上の最大心拍数であることがわかる。「体の大きさが違うじゃないか!?」と思われる方もいると思うが、血液を全身に送るという意味で体の大きさは心臓への負担には逆効果となるはずだ。
 しかも実は平常時の平均心拍数は人間よりもサラブレットのほうが低いというデータ(人間;60〜70サラ30〜40)がある。つまり単純に心臓単体の平常時と運動中の心拍数の変化は人間と比較にならないほど激しい!ことが想像できる。このことが、サラブレットがレースや調教中の心臓発作による死亡が多いことと何か関係しているのでは、と考えられる。

以上、先ほどの“筋肉や体脂肪”のメカニズムと合わせ、“体表面積や心拍数などに見られる筋肉の活動”からも

人間よりもサラブレットでは、体温の上昇率が激しく、熱さによる影響が性別による個体差(牝馬と牡馬)でハッキリ出やすい

(-。-)y-゜゜゜ズバリ
科学的にやっぱり牝馬は牡馬よりも熱さに強い!わけである。


 ここまでは身体的に、“牝馬が牡馬よりも熱さに強い!”ことは述べてきたが、精神面である“我慢強さ”についてはどうだろう。単純に夏の熱さに強い体質だから、牝馬や女性が精神的にも我慢が効く、とも言えるだろうが、これについてもおもしろい科学的こじ付け!?がある。

 サラブレットでなく人間の研究結果で、“体温(顔面温度)”と“感情”に密接な関係があり、怒っている人をサーモグラフィーで見ると、顔の表面温度が赤く上昇している結果などが得られている。人間の快・不快の感情についても認識できる技術などもあり、このことからも、体温調節と感情調節はイコールであることが想像できる。つまり

体温調節に優れている牝馬
感情調節に優れている牝馬

となり、熱さに強いだけでなく、我慢に強いことも科学的に何となく説明がつきそうなのがわかるだろう。……と何だか小難しい話になってきたが

よーーく考えると

頭に血が昇る
顔が真っ赤になる
怒ったときなどに「まぁまぁ熱くなるなよ」


とか言うだろ!?

つまり、体温が上昇しやすい(熱さに弱い)=怒りやすいというのは、科学的な裏付けがなくても、ごくごく当たり前に言われていることなのだ。

(-。-)y-゜゜゜ズバリ
科学的だけでなく何と言おうと!牝馬は牡馬よりも熱さに強く、我慢強い!わけである。


まぁよく言うわな

女性の体は神秘に満ち溢れている♪

今さら気づいても遅いわよ、って声が聞こえてきそうだが……(-。-;)y-゜゜゜

では次

2.牝馬向きのスピード重視や平坦コースのレースが夏競馬に多い

「本当に夏のスピード重視や平坦のコースは牝馬に向くの?」

 まず夏競馬にスピード重視の短距離重賞が多く、かつ開催される競馬場も平坦コースがほとんどであるのは事実である。ではここから馬体的な視点で解説していく。

スピート重視のレースに向く馬体とは

まず「スピード重視の短距離戦向きの馬体とはどんな馬体か?」
ズバリ

筋肉質な馬体
大型馬

 ここでは馬体診断予想でないので、細かな点には言及しないが、とにかく短距離馬は“筋肉量が豊富でそれを支える骨格がしっかりした大型馬が多い。しかも短距離は、スタートダッシュから短期間でトップスピードへともっていき、しかもゴールまでの距離が短いため追い出しのタイミングも早くなるので、長距離戦などよりも、急激に短時間で筋肉を動かす必要があるわけだ。
 そうしたことからやはり筋肉量の多い馬が好走しやすくなり、結果短距離馬=筋肉質な馬体という傾向が見られるようになる。

では、ここで先ほどの“筋肉”のメカニズムを思い出してほしい。

短距離馬=筋肉質な大型馬=熱さに弱い馬体
短距離戦=筋肉を短期間で激しく動かす=体温が急激に上昇しやすいレース

もうお分かりだろうが、“夏に短距離戦が行われるということ”は

“熱さに弱い馬体の特徴をもった馬が多く出走し
普段よりもより熱さを強いられるレースをする”

暑ければ熱いほど、距離が短ければ短いほど

牡馬であること
筋肉質であること
大型馬であること


大きなビハインドになってしまうわけだ


確かに牝馬は元々牡馬よりも素軽い馬体が多く、スピード面で優れていると言われるが

牝馬がスピード重視の短距離が得意♪

という見方よりも

夏競馬の短距離戦は
牡馬のビハインドがますます大きくなる!!!


と、とらえたほうがしっくりくるだろう。

平坦コースは牡馬と牝馬のアドバンテージの差が埋まる

 馬体からも牡馬と牝馬の一番の違いはやはりパワーの有無だ。そのため牝馬は牡馬に比べパワーを要求される急坂などを苦にする馬が多い。
 確かに牝馬はパワーよりスピードに秀でた造りの馬体が多いが、ここでもスピード重視の短距離戦同様

牝馬が坂のない平坦コースが得意♪

という見方よりも

平坦コースでは、急坂を克服するパワーのある牡馬の
牝馬に対するアドバンテージがなくなる!!!


と、とらえるほうがいいだろう。


【まとめ】 夏は牝馬が好走!よりも夏は牡馬が凡走

一般的に言われている「夏に牝馬が好走しやすい!」理由
  1. 牝馬は牡馬よりも我慢強く、熱さにも強い
  2. 牝馬向きのスピード重視や平坦コースのレースが夏競馬に多い
  3. 強い牡馬が休養に入る時期である
  4. 調教師などが“この格言”を意識し、牝馬を夏競馬に向け仕上げてくる

この一般的な「夏に牝馬が好走!」の理由の残り3と4も、さらに牝馬に有利に働くことは想像できる。ここまで述べてきた科学的かつ馬体的な裏付けからも、「夏に牝馬が好走しやすい!」というのは厳密には

夏に牡馬が凡走しやすい!

つまり、夏は男がだらしねぇ!というのが、今回武虎の夏競馬の結論だ(-。-)y-゜゜゜


以上、細かなデータを検証してガッーーツリ長々と難しいことを考察してきたが、やはり最後にはスタートラインに戻ってきたようだ。やはり昔からの格言はバカにできないゾ……と

まぁ毎回言ってるだろ(-。-)y-゜゜゜

細かなデータより
競馬おやじのウィスパーにこそ!耳を傾けなさい!


何事も数字に表れるデータというものは
往々にして物事の一面をとらえるに過ぎない!

競馬においても

昔からの格言は、実は“目先のレースデータ”などでなかなか見えてこない
競馬の枠を超えた“より大きな視野にたった科学的裏付け(データ)”があったりするモノなんだよ


……

しかしまぁ、これだけガッツり真面目に書いたんだから

「夏は黙って牝馬を買え!」

……もう疑わないよね(^_-;)y-゜゜゜



PS.『今回の夏は牝馬のトピックス』は、10年前くらいにも調べた経緯があり、大げさに言えば構想10年の大作!?であります。いやーーー長かった、もうデータなんか調べ検証しねぇゾ、と


しかしほんとここまで読んで頂いて

競馬記事のグランドナショナル完走!ありがとうございます!



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