夏競馬も終わりを告げ、とうとう今週から秋競馬がスタート
東西で重賞が朝日チャレンジカップ、セントウルS、京王杯AHと3つも行われる
武虎が<馬体からこの秋の飛躍を期待している馬たち>もチラホラ登録しているようで大変楽しみだが、3つの重賞の中で抜けた馬がおらず、最も混戦臭いのがこの朝日チャレンジカップ
現段階の出走馬の有力どころをみていくと
ブレイクランアウト
ベッラレイア
トーホウアラン
クラウンプリンセス
……
その朝日チャレンジカップの登録馬のなかに、モンテクリスエスの名前があった
モンテクリスエスとは
モンテクリスエス……松田国英厩舎の馬らしく、しっかり鍛えられた馬体。おそらく現役競走馬のなかでも最も“キン肉バスター”が似合う、“筋肉馬スター”な馬。……とダジャレは置いといて、とにかく筋肉量が豊富でパワー勝負の馬体。
このモンテクリスエスを武虎は
巷の評価と馬体とのギャップが激しい馬
の代表格、とみている
実は今年の春の天皇賞、前日の段階ではこの馬が1番人気だったらしい(゚□゚;)y-゜゜゜
このことから、春の天皇賞の時点で
モンテクリスエスの“巷の評価”は長距離向き(京都コースOK)
だったことがわかる
過去実績から“距離適性”は誰の目にも明らかになりやすい
そもそも武虎は、この競走馬の“巷の評価”とは巷の評価 = 誰でもわかる評価(過去の実績) + マスコミのあおり
から形づくられるもんだとみている(-。-)y-゜゜゜
ある馬がそれまでの実績から、「どのクラスまで出世しそうか?」この単純な競走馬の“強さ”の評価については賛否両論分かれるところでもあるが
しかしながら、特に競走馬における“距離適性”においては
過去の実績から、例えば『勝ち鞍がすべて2000mに集中している、1600m以上で連対経験なし』、といったように、100人いれば100人がほぼ同じように判断できるところでもある
つまり、ここでいうモンテクリスエスが春の天皇賞の時点で
「モンテクリスエスがどのくらい強いのか?」
よりも
「モンテクリスエスの距離適性はどのあたりか?」
のほうが、競馬ファンの見解が一致しやすいわけだ(-。-)y-゜゜゜
この“距離適性”の他、“コース適性”や“馬場適正”なども、過去の実績における数字などの、単純比較がしやすい(してしまう)と言える。
が、こここそが予想における大きなポイントでもある
馬券のうま味を探し出せ!
競馬ファンの見解が一致しやすいということは、逆に言えば巷の“距離適性”への評価に反する、なんらかの“大きなギャップ”をみつけられれば
その馬はかなり“馬券的うま味のあるorない馬”となるわけだ
この“大きなギャップ”は馬体でなくても血統やデータでもいいだろう(-。-)y-゜゜゜
と、話を元に戻すと
このモンテクリスエスの春の天皇賞時の評価は
・巷の評価は、長距離向きで京都コースOK
・(武虎の)馬体の評価は、中距離向きで阪神・中山向き
ここで、もう少し厳密にモンテクリスエスの馬体の特徴を述べておく。
モンテクリスエスの馬体……強靭な首差しから、はち切れんばかりの前腕周辺と胸前の筋肉、背中は胴づまりではないが、若干腹袋が大きく映り太めにも見えやすい。またトモ高でパワー溢れる前駆のつくりからも、前傾姿勢のバランスにも見える。トモの筋肉量も豊富で、いわゆる鋼のような馬体の馬。長距離が向かないというより、京都芝3200mで求められやすい“素軽い瞬発力+スタミナ勝負”向きではなく、しかもG1ではなおさら瞬発力+距離適性の差を露呈する危険がある“パワーあふれ過ぎの馬体”というわけだ。
こうした馬体の特徴から結論として、武虎はモンテクリスエスにとって京都G1芝3200mというのは、馬体から明らかに苦手なレースであると判断したわけだ
が、その馬が春天前日オッズで1番人気
……
“巷の評価”と“馬体の評価”に、大きなギャップが生まれたわけです(-。-)y-゜゜゜
こうして武虎は馬体から、このモンテクリスエスを春の天皇賞で自信の消し、その後パワーが要求される阪神芝2200m宝塚記念で穴特注馬としたわけだ。
この“巷の評価”と“自分の評価”との間の大きなギャップから、馬券のうま味を探るというのが、武虎の予想の基本でもある。……要するに
『馬券のうま味を味わえるか?』は、GOOD LUCK!運次第だが、『運次第にまで馬券の買い目を落としこめるか?』が重要だ!
……
今回モンテクリスエスは、阪神・芝・2000mの朝日チャレンジカップに出走予定している
おそらく現時点でも巷のモンテクリスエスへの評価は、春の天皇賞時とあまり変わっていないだろう。
……
以上、今週このモンテクリスエスに限らず“巷の評価と馬体とのギャップが激しい馬”が結構出走予定だ!。一概に距離適性は、“過去の実績”より“馬体”の判断が正しい!わけではないが、予想において、巷の輩と同じ評価をしていたのでは、“馬券的うま味”を味わうことは難しく、馬券的うま味のない馬を買ってしまうケースも多くなる。
だからこそ、“誰もがわかる評価=見解が一致しやすい評価”となりやすい“@馬場・Aコース・B距離適性”この3つの適正を“馬体”というフィルターで毎週分析しいる
予想や買い目において、「巷の評価(誰しもがわかる評価)から今回のレースでは善戦しそう!」と、とりあえず押さえるのではなく、「巷の評価では善戦しそう……だから自分の予想スタンスではどうなんだ?」、とこの一歩を踏み出すことが、予想に一貫性を保たせることになるのではないだろうか。
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