2011.05.31 23:45

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)

「馬体の記憶だけは抜群」武虎です


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競馬ファンの間でよく話題となる、「馬の故障と高速馬場の関係」について、前回の記事「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)へ、たくさんの回答ありがとうございます。遅ればせながら、以下3記事にわけ返信しておきます。

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(3)

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)

まず、読者さんに投げかけた質問Qは、以下
Q1.“高速馬場”の定義とは?

Q2.ダノンシャンティが勝ったNHKマイルCを高速馬場とする定義は、1分31秒4というタイム数字なのか? / マイル1分何秒から高速馬場なのか? / 仮に、1分34秒台が高速馬場でないなら、それはなぜか?

Q3.昔に限らず、1分34秒台のレース後でも、故障した馬はたくさんいる。もし1分34秒台が高速馬場でないなら、その基準や線引きは一体何か?、その根拠は、どこからきているのか?
これについて、大まかな私見では、高速馬場という基準や線引きは、「現場の専門家の声を落とし所とすべきだ」、と考えていました。


では、これら質問Qについて頂いた回答で、参考になったポイントなどを紹介します。
A.でぃらんさん回答
武虎さんお久しぶりです。高速馬場と故障、自分も非常に興味深い問題で、最終的には外側の人間があれこれ言う問題ではない(馬場造園課はかなり試行錯誤しているので)のかなぁなんて思ったりしています^^;本来はそう言った視点も競馬メディアが取り上げるべきなのでしょうが…

・疑問1回答
高速馬場の定義は、世間一般では単純に時計の出る馬場と考えられていると思います。

・疑問2回答
上記のことから、世間一般的にレコードタイムが出るような馬場が高速馬場なので、1分31秒は高速馬場と定義されそうです。

・疑問3回答
この定義は難しいです。競馬場にはゴール前の坂や芝種類の違い・長さの違いがありますので。。


個人的に、馬の故障は「目立つ馬」のみが取り立たされているのかなとも思っています。レコードタイムで勝った馬が故障すると、何かしらの解釈を付けたがる人間心理からそこに理由付けするのは当然のことだと思うので…しかも、過去に何頭も馬も故障で引退に追いやっている厩舎からそういった馬が出ると余計ですよね^^;

ただ、速ければ速い馬ほど脚の負担がかかるのは言うまでも無いことですし、まだ脚元が完全に固まっていない3歳クラシックで完全な仕上げを施しレースに挑むというのは、通常のレースより故障馬が出るのがある意味当然のことだと思います。
他にも、日本競走馬のスピード化(血統や育成理論の向上)など、早い時計が出る要素は様々であり、それと同時に馬場保全管理技術や故障予防技術(調教後のアイシングなど)も進化していますから、一概に「早い時計=故障」とは繋がらないのではと考えています。

余談ですが、個人的には昔のボコボコした芝の方が故障する馬が多かったのでは?と思っているのですが、さすがにそれを立証するデータは見つかりませんでした(汗)。
「外部の人間があれこれ言う問題ではない」、こうした考えは、私も何度もブログやメルマガなどで書いており、もちろん同感です。以前も述べたことがあるように、踊る大捜査線の名ゼリフではないですが

事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ!


競馬の世界とは、主人公であるノンキャリの青島刑事が、現場の人間である馬場造園課の人で、室井さんと共に会議室で「あーだ、こーだ」と言っているキャリア官僚たちが、いわゆる競馬ファンという構図ではあると思います。

そもそも、競馬の楽しみ方として、レースを「予想する」という行為自体が、官僚キャリア側の目線スタンスであり、現場の人間のスタンスではないと言えるでしょう。でも、それが競馬ファンの楽しみの醍醐味でもありますよね。


また、「目立つ馬のみ」というのは、これもしょうがないですね。レコードタイムが出るような“高速馬場”を走ってもなお、故障しない馬など、誰も取り上げません。故障して始めて、話題にあがる、議論する、得も言われぬ感情がわくわけですから。確かに、「馬の故障=高速馬場」への結論のために、それに都合のいい事実や要因を、集めてくる面はあるでしょう。


A.t橋さん回答
初めてコメントします。以前メールで資金サイジングのロスカットについて教えて頂いたことがあります。

高速馬場の記事も楽しく読ませて頂きました。そしておそらくですが武虎さんが言いたいことがわかりました。これは資金サイジングの話と根底の部分では同じということですよね。

過去記事も読ませて頂きましたがコラム・馬体診断・馬券ロジックなど、あらゆる全てが一つにつながる。。。このシンプルさというか一貫性というか、これが私にも見えてきました。

答えになっていませんが、またメルマガでノウハウ記事を楽しみにしています。
資金サイジングと同じというのは、正直、意識していませんでした(苦笑。でも、言われてみれば確かにそうです。競馬ファンでなく、競馬ギャンブラーとしての目線では、この「高速馬場と故障の関係」も、「予想しない、ただありのまま、あらゆることが起こると受け入れる」といった、独自のスタンスからきています。


A.ひろさん回答
はじめまして。以前、山野浩一さんが競走馬総合研究所の研究成果を競馬ブック誌でリポートされていましたが、それによれば、競走馬のレース中の骨折のほとんどは、一種の疲労骨折のようなものであるとのことでした。そこから、高速馬場と骨折の因果関係を否定的に解説されていたと記憶しています。

しかし、個人的にはその考え方に強い違和感をおぼえました。その理由ですが、人間の場合、メジャーリーグの統計データですが、人工芝をホームグラウンドにするチームに所属する選手と、天然芝をホームとする選手とでは、平均選手寿命が約3年も違います。もちろん、天然芝をホームとする選手のほうが、選手寿命が長かったのです。地面の硬さは、野球のように常に動いているわけではないスポーツでさえ、蓄積疲労に大きな差をもたらします。

競走馬の骨折のほとんどが疲労骨折であるという研究が正しければ、骨へのダメージの蓄積に馬場の硬軟が無関係であるというのは、物理的にありえないと思われます。データが無いのだとすれば、研究が遅れているというだけのことではないでしょうか?

僕は、武虎さんや山野さんや競走馬総合研究所の方々に、メジャーリーグの平均選手寿命のデータをどう考えるのか、逆に質問したいと思うのですが。
メジャーリーグの統計データですが、詳しくわからないので、あくまで率直な感想を述べます。

「地面の硬さは、蓄積疲労等に大きな影響がある」…という意識が最初にあると、こうしたデータの話を聞くと、そこに因果関係を想像しそうかな(可能性を感じる)、と思います。

でも、「地面の硬さは、蓄積疲労等に大きな影響がある」、などは一切考えず、そもそも競馬ファンでもない人が、そのメジャーリーグの統計データの件をただ聞いたら、どうでしょう。

人工芝をホームグラウンドにするチームの選手と、天然芝をホームとする選手とでは、平均選手寿命が約3年も違う。…これ、芝の違いに焦点を当てていますが、もしかしたら、「あるチームの監督(オーナー)が、すぐ解雇する経営方針だった」、「ホームグラウンドの地域(気候)に温度差があった」、「チームの食生活に違いがあった」、「特定の選手が早く引退した」…なんて要因はいくらでも想像できてしまいます。

一つ例を述べると、

人工芝をホームグラウンドにするチームが、人工芝故にグランドの水はけがよく、天然芝をホームとするチームよりも、「年間の練習時間が30%多い」ことがわかり、何と人工芝の選手たちより、練習量が少ない天然芝の選手が、4年選手寿命が長かった…なんてデータがあるかもしれません。⇒芝のクッションでなく、ただ練習のし過ぎが原因

これはあくまで例えですが、先に「芝のクッションの違いだけにとらわれる」と、こうした可能性は見えなくなるのではないでしょうか。


私は、山野さんのような現場のデカではなく、官僚キャリア側の人間といった、いわゆる一競馬ファンです。なので、現場の彼がそういうなら、そのデータを一つの落とし所として、スタートするのがいいかな、と考えます。

それに、サラブレッドの統計研究データがあるのに、わざわざ{データ母数も、集計環境や条件もわからない、競技も違う、しかも馬でなく人間の}メジャーリーグのデータを参考にしなくてもいいのでは、と考えます。



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