2011.08.11 01:28

馬体から「夏は牝馬を黙って買え!」な理由その2<ヒントはガタイノデカサ>

「夏は牝馬とビアガーデン」な武虎です。


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【競馬の格言】「なぜ夏は牝馬が強い(好走しやすい)のか?」

よく言われる競馬の格言

「夏は牝馬を黙って買い!」

これについて、一般的によく言われる理由をいくつか挙げてみると

  1. 牝馬は、夏に強い(牡馬よりも我慢強く、熱さにも強い)
  2. 牝馬は、夏競馬に向く(牝馬向きのスピード重視や平坦レースが夏競馬に多い)
  3. 強い牡馬が休養に入る時期である
  4. 調教師などが“この格言”を意識し、牝馬を夏競馬に向け仕上げてくる
  5. 実際によく走る

が、この程度の裏付けでは甘い。


そもそも、相馬の基本をしっかりと学びさえすれば、

馬体から「夏は牝馬が優位なのは明白」

この理由については、前回の記事で掲載した以下表参照。
※詳しくは馬体から「夏は牝馬を黙って買え!」な理由その1<ヒントは脂肪>

夏は牝馬な理由表

要するに、脂肪は脂肪でも、体脂肪と筋肉が暑さへの耐性に大きく関係している。故に、馬体から「夏は牝馬が優位なのは明白」なわけだ。


さらに、根拠のダメ押し解説を追記。


人間とサラブレットの筋肉量や心拍数の違い

サラブレッドの牡馬と牝馬の比較の前に、根本的に人間とサラブレッドを比較して、馬体そのものの本質をイメージしよう。
まず、サラブレットは人間よりも“体表面積”が大きい。そして、この“体表面積”も大きければ大きいほど、外熱を吸収してしまい、外温の影響を受けやすくなる。当然“体表面積”が単純に大きいということは、急激に発熱しやすい“筋肉”、その量も多くなる。

ちなみに、サラブレットの筋肉に供給する酸素運搬能力は人間の30倍以上。また、酸素を運搬する“心臓”自体の大きさも、サラブレッドのそれは人の20倍。また、“心臓の心拍数”においては、人間が最高で平常時の3倍程度なのに対し、サラブレッドは平常時の6から8倍にまで達する。

当然ながら“体表面積”の大きさだけでなく、その大きな体全身の血液中に酸素を送るため“心臓の活動”も激しくなり、体温上昇に影響してくるわけだ。それに、心臓自体も筋肉でできていることを忘れてはならない。つまり、サラブレッドは、馬体の大きさが、体温や心臓の負担に関係していると考えられる。

と、小難しい解説はさておき、要するに

・ガタイがデカイと、その分筋肉量も多くなり、体温上昇が激しく暑さに弱くなりやすい。
・ガタイがデカイと、心臓の負担は大きくなり、スタミナ戦にも弱くなる。


この根拠故に、ブログメルマガなどで、これまで再三述べているのが

「馬体をみて、筋肉が付いているからといって
何でもかんでも、パワーアップ!すりゃあいいってもんじゃねぇ」
理論
>過去記事解説


そもそも、一般的にほとんど例外なく、馬体・パドック派の人間は、何となくで馬体を見始めたり、競馬メディアなど巷の著名な馬体診断を鵜呑みしたりするため、「筋肉が付くこと=パワーアップ、逞しい=プラス要素」といったことを盲信している。

が、むしろ

「筋肉が付くこと=暑さに弱い、スタミナ不安=ナイナス要素」

「馬体に筋肉が付いていい感じだなぁ」、などと言っている場合ではない。この真逆の側面をとにかく学ぶ必要がある。

この「筋肉が付きパワーアップ=GOOD」という一義的な“盲信・とらわれ”を脱して初めて、相馬の基本がスタートすると言っても過言ではない。


が、これが簡単なようで難しい。

その証拠に、今あなたの身の回りにある書籍・馬体情報を見渡してみるとわかるが、そのほとんどが例外なく、「筋肉が付きパワーアップ=GOOD」という一義的解釈にとらわれている。こうしたギャンブルの“とらわれ”は、競馬歴など、経験何十年あろうと、なかなか脱け出せないのが現状だ。

また、このガタイのデカさとあわせ、先の筋肉や体脂肪の仕組みこそ、
人気ブログランキングへの馬体の外見的違い」の根拠や理解にもつながってくる。



と、話が逸れたので戻すと、

牡馬は、牝馬よりも大型で、“体表面積”による外温の影響を受けやすい。
牡馬は、牝馬よりも“筋肉量”の多さ、心臓への負担から、スタミナの消耗が激しい


前回の“筋肉や体脂肪”のメカニズムと合わせ、“体表面積や心臓の仕組み(心拍数)からも

牝馬は、デカく筋肉質な牡馬よりも
暑さに強く、体温上昇やスタミナの消耗も緩やか



以上、馬体は性別だけでなく個体差でも大きく違いがあり、あくまで傾向、可能性である。


競馬には今回の、「牝馬は夏に強い」といった、そのまま盲信してもあながち根拠がある格言や常識もあれば、「馬体に筋肉が付きパワーアップ」、「馬体の筋肉がボリュームアップしていい感じ」など、そのまま盲信してはいけない格言や常識(相馬眼)も多数ある。

どちらも根拠や裏付け自体、理解することは難しくない。ただし、競馬はギャンブルである故、日常生活なら気づけるようなことも、盲信してしまう。実生活では博識で社会的権威もあるといった知識人が、こと競馬のことになると、1+1=3と書いてあっても、その間違いに気づかない、疑いを持てない心理が働く。だからこそ、ギャンブルは難しい。

そう言えば、個人的に唯一おすすめしている競馬書籍「ツキの法則」にも、少し言及があった気がするが、こうした一個人が、完全に別次元の思考判断レベル(博識と幼稚)となってしまう点などは、競馬はある意味宗教のような一面があるのもうなずける。

サラブレットと心臓発作
※余談であくま推論だが、サラブレットの運動においてスタート時が最も心拍数が急激に上がるらしい。先に挙げた「最大心拍数が人間が平常時の3倍程度に対し、サラブレッドは平常時の6から8倍ということ」で、単に人間の倍以上の最大心拍数であることがわかる。「体の大きさが違うじゃないか!?」と思われる
方もいると思うが、血液を全身に送るという意味で体の大きさは心臓への負担には逆効果となるはずだ。
 しかも実は平常時の平均心拍数は人間よりもサラブレットのほうが低いというデータ(人間;60〜70サラ30〜40)がある。つまり単純に心臓単体の平常時と運動中の心拍数の変化は人間と比較にならないほど激しい!ことが想像できる。このことが、サラブレットがレースや調教中の心臓発作による死亡が多いことと何か関係しているのでは、と考えられる。



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