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最近、三歳馬の故障ニュースをよく見聞きするので、久しぶりに、競馬ファンの感心事の一つである、「高速馬場と故障の関係」について、熱発明けだが、一気に綴ってみたいと思う。
※これまでも何度かこのテーマについては、記事を立て、読者さんの意見を聞きつつ私見を述べています。が、今年2012年ダービー出走馬の多数が、秋初戦を向える前に屈腱炎など故障や引退で戦線離脱となった現状もあり、また、「高速馬場と故障の関係」というテーマは、実は、「ギャンブラーとしての物事の考え方」などを学べる部分でもあり、今回、このテーマへの『現時点の私見となったプロセス』を、率直に述べてみたいと思います。
〜2012年ダービー出走馬で、現時点で故障発生した馬<2012年9月4日付け>〜
コスモオオゾラ 骨折、アルフレード 屈腱炎、グランデッツァ 故障、ワールドエース 屈腱炎、トーセンホマレボシ 屈腱炎〜引退
〜本サイトの過去「高速馬場と故障の関係」についての記事〜
>レーヴディソール骨折に思う「馬の故障と高速馬場」の関係
>ダノンシャンティの例含め「馬の故障と高速馬場の関係」への疑問(2)
>馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
>馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
>「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)
「高速馬場は故障しやすい」と、どうしても賛成できない理由
私見として、結論を先に一言で言えば「高速馬場は故障しやすい」と考えるべきではない
と、これでは少し誤解されそうなので、そう結論に達した個人的プロセスを率直に述べておきます。
「高速馬場と故障の関係」は、「CO2と地球温暖化」と似ている!?
自分も、以前は競馬ファンやメディアの大多数派的見解同様、何の疑いもなく高速馬場=故障の原因(故障しやすい)
と確信していた。
が、競馬を“予想”という枠でなく、“ギャンブル”といったより大きな枠でとらえるようになることで、競馬には、あらゆる「刷り込み知識」が存在することに気づく。そして、この「高速馬場と故障の関係」も、まさに「!刷り込まれている」ことに気づいたわけである。
「高速馬場と故障の関係」について
(刷り込み) !高速馬場=故障しやすい
当然ながら、自分の“確信”は、単なる“盲信”に過ぎなかったことを痛感した。
もし、あなたも、「高速馬場が故障しやすい」と考えているならば、よくここで立ち止まり考えてみてほしい。
今ある己の見解、結論とは
・そのベースは、どこから来たのか?
・検証が先か、確信やイメージが先なのか?
・もしや、無意識に、自然と検証もせず、確信や感情的になってはいないか?
今考えれば、この「高速馬場と故障の関係」における「刷り込み」自体は、数ある競馬の「刷り込み知識」のなかでも、それほど強固な部類ではなく、よくよく考えれば一瞬で気づいてもいいテーマではある。
そもそも、一競馬ファンに過ぎない自分が、「高速馬場と故障の関係」について、その真実にたどり着ける“専門知識や経験”など持ち合わせているわけもない。
それに、「高速馬場が故障の原因だ!」という思いを“後押しするデータの類い”も、その全てが例外なく、「高速馬場が故障の原因だ!」という“結論ありきへの偽(フェイク)データ”に過ぎないわけである。こうした“フェイク”を、結果として見落としていたことは、ギャンブラーとしては、聞いてあきれるレベルで、少し今は恥ずかしい。
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※フェイクデータを見抜くには、データの基本「○ー○フ○○○○ン○」の知識が必要
そうした“何の経験も知識も裏もない外野”である一競馬ファンが、馬場の問題について、JRAの馬場造園課といった“現場”のプロに対し、真剣に物言うなど傲慢はなはだしい。これは以前にも書いたが、
いつの時代も、大多数の“競馬ファンの心理思考”とは、
踊る大捜査線で言うところの、現場の青島刑事側の意見など
聞く耳すら持たない“官僚キャリア思考”そのものである
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きているんだ!」…と、馬場造園課などのプロから熱弁を振るわれたところで、今後も、競馬ファンの「現場介入」体質は変わらないだろう。
以前の自分の“官僚思考”を猛省しつつ、未だ多くの競馬ファンが“官僚思考”であることに憂いながらも、同時に、こうした“自分の無知や領域外へ踏み込む傲慢さ”は、競馬に限らず「ファンらしさ」といった、「競馬の楽しみの醍醐味でもある」、といった面もあると実感している。
やはり、どんなスポーツや世界でも、ファンによるプロへの無知傲慢な非難は、真面目過ぎず単なる感情論でありさえすれば、それはそれで、「ファンとして愛情の現れ」だと思う。
とにかく、「高速馬場と故障の関係」について、「刷り込み」があるとは言え、自らの“無知傲慢さ”に気づいたことで、初めて
「高速馬場と故障には、何か関係があるのか?」
と、「刷り込み」を脱し、純粋に考える≪心構え≫ができるようになったわけである。まさに、この≪心構え≫こそが、ギャンブラーとして重要な極意『不動智』というわけです。>『不動智』とは(バックナンバー)
その後、純粋に、この「高速馬場と故障の関係」について、あらゆる情報や意見を見聞きしてきたが、結局、以前の自分と同じ“盲信”からくる内容ばかりで、一つとして、本当に“納得”させてくれる代物に出会えないままだった。
が、ある時、『ある人の記事』を読み、この「高速馬場と故障の関係の真実(答え)」として、現時点で納得できるモノにようやく出会えることができた。この『記事』については、後ほど紹介するが、それは、何の事はない、ただ、「現場の人間の声」だった。
「高速馬場と故障の関係」について〜現場の人間の声
『硬い馬場は事故のもとになる』という考えもあるが、これも誤った認識である。
『時計が速いというのと、競走馬の故障しやすさは別のことだと考えている。…
もちろん、常に「現場の人間の声」が正しいとは限らない。が、今現在でも「現場の人間の声」を覆せるほどの、「現場同等の専門家による論理的見解」、「感情論でない確固たるデータ」などに出会えていない。
以上から、どう転がっても「高速馬場が故障しやすい」という意見に賛同できる余地がなく、まして、自分が外野(競馬ファン)である以上、現場(馬場造園課)の見解を落とし所とする以外に選択の余地はないわけです。(青島刑事への室井さんの心境かな、と)
というわけで、私見として
「高速馬場は故障しやすい」と判断する行為は
無知傲慢ではあるが、刷り込みによる影響が大きい。
ただ、この行為は、競馬ファンとしてはありでも
ギャンブラーとして、初歩的ミス(失格)である
「高速馬場は故障しやすい」は、「CO2が地球温暖化の原因だ」、といった類いと似ている気もしなくはないが…。
以上、あくまで現時点での私見であり、私自身、いつでも異論(「高速馬場は故障しやすい」と考える派)に戻ってもいいと思っています。が、プロの意見に異を唱えてまで、「高速馬場は故障しやすい」と思える“データや知識”を見たことがありません。
もし、異論がある方で、それらの類いをご存じでしたら、コメントやメールで教えてください。
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『高速馬場と故障の関係のA.真実(答え)』とは
>栗山求ブログ: 馬の故障と高速馬場
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