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2012.09.05 16:01

誰か「高速馬場は故障しやすい」と納得できる理由やデータを教えてくれ

先週末何年振りか、高熱で丸二日ダウンしていた武虎です。


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最近、三歳馬の故障ニュースをよく見聞きするので、久しぶりに、競馬ファンの感心事の一つである、「高速馬場と故障の関係」について、熱発明けだが、一気に綴ってみたいと思う。

※これまでも何度かこのテーマについては、記事を立て、読者さんの意見を聞きつつ私見を述べています。が、今年2012年ダービー出走馬の多数が、秋初戦を向える前に屈腱炎など故障や引退で戦線離脱となった現状もあり、また、「高速馬場と故障の関係」というテーマは、実は、「ギャンブラーとしての物事の考え方」などを学べる部分でもあり、今回、このテーマへの『現時点の私見となったプロセス』を、率直に述べてみたいと思います。

〜2012年ダービー出走馬で、現時点で故障発生した馬<2012年9月4日付け>〜
コスモオオゾラ 骨折、アルフレード 屈腱炎、グランデッツァ 故障、ワールドエース 屈腱炎、トーセンホマレボシ 屈腱炎〜引退

〜本サイトの過去「高速馬場と故障の関係」についての記事〜
>レーヴディソール骨折に思う「馬の故障と高速馬場」の関係
>ダノンシャンティの例含め「馬の故障と高速馬場の関係」への疑問(2)
>馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
>馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
>「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)

「高速馬場は故障しやすい」と、どうしても賛成できない理由

私見として、結論を先に一言で言えば

「高速馬場は故障しやすい」と考えるべきではない

と、これでは少し誤解されそうなので、そう結論に達した個人的プロセスを率直に述べておきます。


「高速馬場と故障の関係」は、「CO2と地球温暖化」と似ている!?

自分も、以前は競馬ファンやメディアの大多数派的見解同様、何の疑いもなく

高速馬場=故障の原因(故障しやすい)


と確信していた。

が、競馬を“予想”という枠でなく、“ギャンブル”といったより大きな枠でとらえるようになることで、競馬には、あらゆる「刷り込み知識」が存在することに気づく。そして、この「高速馬場と故障の関係」も、まさに「!刷り込まれている」ことに気づいたわけである。

「高速馬場と故障の関係」について

(刷り込み) !高速馬場=故障しやすい


当然ながら、自分の“確信”は、単なる“盲信”に過ぎなかったことを痛感した。

もし、あなたも、「高速馬場が故障しやすい」と考えているならば、よくここで立ち止まり考えてみてほしい。

今ある己の見解、結論とは

・そのベースは、どこから来たのか?
・検証が先か、確信やイメージが先なのか?
・もしや、無意識に、自然と検証もせず、確信や感情的になってはいないか?


今考えれば、この「高速馬場と故障の関係」における「刷り込み」自体は、数ある競馬の「刷り込み知識」のなかでも、それほど強固な部類ではなく、よくよく考えれば一瞬で気づいてもいいテーマではある。

そもそも、一競馬ファンに過ぎない自分が、「高速馬場と故障の関係」について、その真実にたどり着ける“専門知識や経験”など持ち合わせているわけもない。

それに、「高速馬場が故障の原因だ!」という思いを“後押しするデータの類い”も、その全てが例外なく、「高速馬場が故障の原因だ!」という“結論ありきへの偽(フェイク)データ”に過ぎないわけである。こうした“フェイク”を、結果として見落としていたことは、ギャンブラーとしては、聞いてあきれるレベルで、少し今は恥ずかしい。
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※フェイクデータを見抜くには、データの基本「○ー○フ○○○○ン○」の知識が必要

そうした“何の経験も知識も裏もない外野”である一競馬ファンが、馬場の問題について、JRAの馬場造園課といった“現場”のプロに対し、真剣に物言うなど傲慢はなはだしい。これは以前にも書いたが、


いつの時代も、大多数の“競馬ファンの心理思考”とは、
踊る大捜査線で言うところの、現場の青島刑事側の意見など
聞く耳すら持たない“官僚キャリア思考”そのものである


「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きているんだ!」
…と、馬場造園課などのプロから熱弁を振るわれたところで、今後も、競馬ファンの「現場介入」体質は変わらないだろう。


以前の自分の“官僚思考”を猛省しつつ、未だ多くの競馬ファンが“官僚思考”であることに憂いながらも、同時に、こうした“自分の無知や領域外へ踏み込む傲慢さ”は、競馬に限らず「ファンらしさ」といった、「競馬の楽しみの醍醐味でもある」、といった面もあると実感している。

やはり、どんなスポーツや世界でも、ファンによるプロへの無知傲慢な非難は、真面目過ぎず単なる感情論でありさえすれば、それはそれで、「ファンとして愛情の現れ」だと思う。


とにかく、「高速馬場と故障の関係」について、「刷り込み」があるとは言え、自らの“無知傲慢さ”に気づいたことで、初めて

「高速馬場と故障には、何か関係があるのか?」

と、「刷り込み」を脱し、純粋に考える≪心構え≫ができるようになったわけである。まさに、この≪心構え≫こそが、ギャンブラーとして重要な極意『不動智』というわけです。>『不動智』とは(バックナンバー)


その後、純粋に、この「高速馬場と故障の関係」について、あらゆる情報や意見を見聞きしてきたが、結局、以前の自分と同じ“盲信”からくる内容ばかりで、一つとして、本当に“納得”させてくれる代物に出会えないままだった。

が、ある時、『ある人の記事』を読み、この「高速馬場と故障の関係の真実(答え)」として、現時点で納得できるモノにようやく出会えることができた。この『記事』については、後ほど紹介するが、それは、何の事はない、ただ、「現場の人間の声」だった。


「高速馬場と故障の関係」について〜現場の人間の声

『硬い馬場は事故のもとになる』という考えもあるが、これも誤った認識である。
『時計が速いというのと、競走馬の故障しやすさは別のことだと考えている。…


もちろん、常に「現場の人間の声」が正しいとは限らない。が、今現在でも「現場の人間の声」を覆せるほどの、「現場同等の専門家による論理的見解」、「感情論でない確固たるデータ」などに出会えていない。


以上から、どう転がっても「高速馬場が故障しやすい」という意見に賛同できる余地がなく、まして、自分が外野(競馬ファン)である以上、現場(馬場造園課)の見解を落とし所とする以外に選択の余地はないわけです。(青島刑事への室井さんの心境かな、と)

というわけで、私見として

「高速馬場は故障しやすい」と判断する行為は
無知傲慢ではあるが、刷り込みによる影響が大きい。
ただ、この行為は、競馬ファンとしてはありでも
ギャンブラーとして、初歩的ミス(失格)である


「高速馬場は故障しやすい」は、「CO2が地球温暖化の原因だ」、といった類いと似ている気もしなくはないが…。


以上、あくまで現時点での私見であり、私自身、いつでも異論(「高速馬場は故障しやすい」と考える派)に戻ってもいいと思っています。が、プロの意見に異を唱えてまで、「高速馬場は故障しやすい」と思える“データや知識”を見たことがありません。

もし、異論がある方で、それらの類いをご存じでしたら、コメントやメールで教えてください。
>「高速馬場と故障の関係」の裏付け情報&記事への感想募集中


『高速馬場と故障の関係のA.真実(答え)』とは
>栗山求ブログ: 馬の故障と高速馬場


〜本サイトの過去「高速馬場と故障の関係」についての記事〜
>レーヴディソール骨折に思う「馬の故障と高速馬場」の関係
>ダノンシャンティの例含め「馬の故障と高速馬場の関係」への疑問(2)
>馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
>馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
>「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)



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2011.06.06 23:41

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(3)

「馬体の記憶だけは抜群」武虎です


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競馬ファンの間でよく話題となる、「馬の故障と高速馬場の関係」についての記事、「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)へ、たくさんの回答ありがとうございます。遅ればせながら、以下3記事にわけ返信しておきます。

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(3)

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(3)

まず、読者さんに投げかけた質問Qは、以下
Q1.“高速馬場”の定義とは?

Q2.ダノンシャンティが勝ったNHKマイルCを高速馬場とする定義は、1分31秒4というタイム数字なのか? / マイル1分何秒から高速馬場なのか? / 仮に、1分34秒台が高速馬場でないなら、それはなぜか?

Q3.昔に限らず、1分34秒台のレース後でも、故障した馬はたくさんいる。もし1分34秒台が高速馬場でないなら、その基準や線引きは一体何か?、その根拠は、どこからきているのか?
これについて、大まかな私見では、高速馬場という基準や線引きは、「現場の専門家の声を落とし所とすべきだ」、と考えていました。


では、これら質問Qについて頂いた回答で、参考になったポイントなどを紹介します。
A.ガチホンさん回答
初コメさせて頂きます。高速馬場は故障につながるに一票。理由は昔よりも時計が早くなっているが、馬の体重はあまり変わっていない。身体にかかる負荷は増えているです。
確かに、故障しやすさといして、馬体重は考えられる要因の一つでしょう。シンプルですが、落とし所としては、このあたりの曖昧さが、逆にいいかもしれません。

A.おかぴぃさん回答
<疑問その1>
競馬場、コース(芝、ダート)、クラス毎にとりあえず標準勝ち時計のような数値があると思います。当日の全レースの勝ち時計を馬場状態、レースの展開を加味してうえで標準勝ち時計と比較してみて、標準勝ち時計よりもかなり上回るようだと、当日は高速馬場だったということになるのではないでしょうか(かなり上回るの”かなり”が微妙です)。なにやらスピード指数理論ぽいですけど^^。但し、当日の各レースの出走馬レベルが高かったということも考えられます。そうするとこの理論は破綻します。

そもそも標準勝ち時計と言ったところで、データ数がそれほどあるとは思えず、アテにできるものなのか?という疑問もあります。という訳で、感覚的に今日は全体的に妙に時計が速いな〜と感じた時でしょうか^^

<疑問その2>
1分31秒4というタイムそれだけでは高速馬場とは判断できません。疑問その1で書いたように、その馬の絶対能力が高かった場合は、時計が速くなるからです。

<疑問その3>
少なくとも絶対的な数値はないと思います。

東京競馬場の改修後の馬場で安田記念が行われて、勝ち時計が仮に、1分34秒台だったら普通に考えると高速馬場ではありませんが、馬場状態はすごくいいのに(いわゆる時計が出る馬場)超スローで超弱メンバーだったということも考えられるので、一概に高速馬場ではないという訳にもいかないと思います。

ちなみに私は、馬の故障と高速馬場は関係無いと思ってます。
高速馬場を、理論的アプローチから考察しつつ、その破綻するポイントもとらえて、最終的に感覚的に落ち着いている点が、とても共感します。最初から、ただ感覚的という結論でなく、ぐるっと「灯台もと暗し」的な結論となっている点が凄くいいな、と。高速馬場の定義は、やはり絶対的でなく、相対的なモノだと私も考えます。


A.guriさん回答
初めてコメントを書かさせて頂きます。確かに最近故障が多いような気もします。私個人としましては、高速馬場と故障については、関係があってもおかしくはないかな、というあいまいな感じでしか捕らえていません。厩舎単位での方が多い気もしますが・・・・。

高速馬場の件ですが、スピードの出やすい芝があり、
去年は試験的に春の東京と新潟で試したという話が流れていたのですが、本当なんでしょうかね?JRAとしては、タイムの早い決着レコードの方がファンにアピールしやすいでしょうし。
このあいまいさのままにして、それをあえて突き詰めて正確に結論を出そうとしていないスタンスが深いです。

ただ、スピードの出やすい芝(タイムが早い芝)を試験的に試したとしても、それが、JRAとして集客のためのアピールとするには、あまりにも弱い気がします。

そもそも、JRAは、「ギャンブルとして尋常ならざる控除率」を競馬ファンに課しているにも関わらず、その「控除率のえげつなさを、多くの競馬ファンに悟らせない」戦略を行えるほど、狡猾です(笑。そんな彼らが、単純に「タイムの早いレコード決着を装うことで、集客アップを狙う」などといった、漠然としたやり方で、ファンにアピールするでしょうか。


私が思うに、JRAの根本的思考は、やはり“ギャンブルの胴元”として、常に“数字”を意識していると思います。

先に新発売した新馬券“WIN5”なども、控除率的には、単純に単勝を買うよりも優遇されていますが、それでも、この券種は、非常にギャンブル性が高く(宝くじに近く)、主催者側が確実に収益を計算できるシステムでしょう。

そもそも、「新馬券の導入をするくらいなら、その前にやることあるだろ!」、と私個人は感じています。つまり、WIN5よりも、控除率を下げることが、本当の数字的な意味では、真の競馬ファンサービスだとも思うわけです。

でも、JRAは控除率を下げない。おそらく、ここは非常にシビアです。まさに、「国は借金だらけで金がない、だから、国民よ!税率アップで協力してください」、と言うものの、「天下りや事業のコスト削減など、先にやるべきことは全くやらない」、といった世の政治と同じです。

JRAはここ数年、クドイくらいに売り上げ減を競馬メディアに指摘されていますが、なんだかんだ言っても、“控除率の引き下げだけ”は、サラッとかわしている。


よく陰謀説、サインなど、JRAが何か手の込んだ方法で競馬ファンを欺いたり、画策したりといった意見を見聞きしますが、私見では、この高速馬場の問題も含め、「控除率が今のままである限り、JRAは競馬ファンに対して、なーーーんも手の込んだことをする必要がない」、と思います。彼らは、常に勝ちづづけ、競馬ファンは常に負け続ける構図はギャンブルである以上変わりません。


A.えれまんだーさん回答
高速馬場と故障の因果関係について、それはおかしいと思います。一般論では、「高速馬場」=「走破時計が速い馬場」と定義されているはずです。で、私が気になる点はひとつ!!「走破時計が速い馬場」=「最も馬が走りやすい馬場」なのではないでしょうか?そう考えると高速馬場は故障しやすいというよりも、むしろ、故障を最も軽減できる馬場なのではないでしょうか?。
事実は抜きにして、「高速馬場」=「故障しやすい」という“イメージ”が一般的ではと思います。私としては、馬場造園課など現場の人の意見を、この問題の落とし所にすべきかな、と考えております。そうなると、えれまんだーさんの「走りやすいからタイムが速い」、「高速馬場は故障を軽減する」というのは、現場のスタンスに近い意見だと思います。私も基本賛成です。



以上、色々と話が逸れましたが、「高速馬場と故障の関係」一つでも、様々な考えや可能性が見えて、とても参考になりました。回答下さった読者さん、ありがとうございました。

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2011.05.31 23:45

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)

「馬体の記憶だけは抜群」武虎です


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競馬ファンの間でよく話題となる、「馬の故障と高速馬場の関係」について、前回の記事「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)へ、たくさんの回答ありがとうございます。遅ればせながら、以下3記事にわけ返信しておきます。

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(3)

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)

まず、読者さんに投げかけた質問Qは、以下
Q1.“高速馬場”の定義とは?

Q2.ダノンシャンティが勝ったNHKマイルCを高速馬場とする定義は、1分31秒4というタイム数字なのか? / マイル1分何秒から高速馬場なのか? / 仮に、1分34秒台が高速馬場でないなら、それはなぜか?

Q3.昔に限らず、1分34秒台のレース後でも、故障した馬はたくさんいる。もし1分34秒台が高速馬場でないなら、その基準や線引きは一体何か?、その根拠は、どこからきているのか?
これについて、大まかな私見では、高速馬場という基準や線引きは、「現場の専門家の声を落とし所とすべきだ」、と考えていました。


では、これら質問Qについて頂いた回答で、参考になったポイントなどを紹介します。
A.でぃらんさん回答
武虎さんお久しぶりです。高速馬場と故障、自分も非常に興味深い問題で、最終的には外側の人間があれこれ言う問題ではない(馬場造園課はかなり試行錯誤しているので)のかなぁなんて思ったりしています^^;本来はそう言った視点も競馬メディアが取り上げるべきなのでしょうが…

・疑問1回答
高速馬場の定義は、世間一般では単純に時計の出る馬場と考えられていると思います。

・疑問2回答
上記のことから、世間一般的にレコードタイムが出るような馬場が高速馬場なので、1分31秒は高速馬場と定義されそうです。

・疑問3回答
この定義は難しいです。競馬場にはゴール前の坂や芝種類の違い・長さの違いがありますので。。


個人的に、馬の故障は「目立つ馬」のみが取り立たされているのかなとも思っています。レコードタイムで勝った馬が故障すると、何かしらの解釈を付けたがる人間心理からそこに理由付けするのは当然のことだと思うので…しかも、過去に何頭も馬も故障で引退に追いやっている厩舎からそういった馬が出ると余計ですよね^^;

ただ、速ければ速い馬ほど脚の負担がかかるのは言うまでも無いことですし、まだ脚元が完全に固まっていない3歳クラシックで完全な仕上げを施しレースに挑むというのは、通常のレースより故障馬が出るのがある意味当然のことだと思います。
他にも、日本競走馬のスピード化(血統や育成理論の向上)など、早い時計が出る要素は様々であり、それと同時に馬場保全管理技術や故障予防技術(調教後のアイシングなど)も進化していますから、一概に「早い時計=故障」とは繋がらないのではと考えています。

余談ですが、個人的には昔のボコボコした芝の方が故障する馬が多かったのでは?と思っているのですが、さすがにそれを立証するデータは見つかりませんでした(汗)。
「外部の人間があれこれ言う問題ではない」、こうした考えは、私も何度もブログやメルマガなどで書いており、もちろん同感です。以前も述べたことがあるように、踊る大捜査線の名ゼリフではないですが

事件は会議室で起きてるんじゃない。
現場で起きてるんだ!


競馬の世界とは、主人公であるノンキャリの青島刑事が、現場の人間である馬場造園課の人で、室井さんと共に会議室で「あーだ、こーだ」と言っているキャリア官僚たちが、いわゆる競馬ファンという構図ではあると思います。

そもそも、競馬の楽しみ方として、レースを「予想する」という行為自体が、官僚キャリア側の目線スタンスであり、現場の人間のスタンスではないと言えるでしょう。でも、それが競馬ファンの楽しみの醍醐味でもありますよね。


また、「目立つ馬のみ」というのは、これもしょうがないですね。レコードタイムが出るような“高速馬場”を走ってもなお、故障しない馬など、誰も取り上げません。故障して始めて、話題にあがる、議論する、得も言われぬ感情がわくわけですから。確かに、「馬の故障=高速馬場」への結論のために、それに都合のいい事実や要因を、集めてくる面はあるでしょう。


A.t橋さん回答
初めてコメントします。以前メールで資金サイジングのロスカットについて教えて頂いたことがあります。

高速馬場の記事も楽しく読ませて頂きました。そしておそらくですが武虎さんが言いたいことがわかりました。これは資金サイジングの話と根底の部分では同じということですよね。

過去記事も読ませて頂きましたがコラム・馬体診断・馬券ロジックなど、あらゆる全てが一つにつながる。。。このシンプルさというか一貫性というか、これが私にも見えてきました。

答えになっていませんが、またメルマガでノウハウ記事を楽しみにしています。
資金サイジングと同じというのは、正直、意識していませんでした(苦笑。でも、言われてみれば確かにそうです。競馬ファンでなく、競馬ギャンブラーとしての目線では、この「高速馬場と故障の関係」も、「予想しない、ただありのまま、あらゆることが起こると受け入れる」といった、独自のスタンスからきています。


A.ひろさん回答
はじめまして。以前、山野浩一さんが競走馬総合研究所の研究成果を競馬ブック誌でリポートされていましたが、それによれば、競走馬のレース中の骨折のほとんどは、一種の疲労骨折のようなものであるとのことでした。そこから、高速馬場と骨折の因果関係を否定的に解説されていたと記憶しています。

しかし、個人的にはその考え方に強い違和感をおぼえました。その理由ですが、人間の場合、メジャーリーグの統計データですが、人工芝をホームグラウンドにするチームに所属する選手と、天然芝をホームとする選手とでは、平均選手寿命が約3年も違います。もちろん、天然芝をホームとする選手のほうが、選手寿命が長かったのです。地面の硬さは、野球のように常に動いているわけではないスポーツでさえ、蓄積疲労に大きな差をもたらします。

競走馬の骨折のほとんどが疲労骨折であるという研究が正しければ、骨へのダメージの蓄積に馬場の硬軟が無関係であるというのは、物理的にありえないと思われます。データが無いのだとすれば、研究が遅れているというだけのことではないでしょうか?

僕は、武虎さんや山野さんや競走馬総合研究所の方々に、メジャーリーグの平均選手寿命のデータをどう考えるのか、逆に質問したいと思うのですが。
メジャーリーグの統計データですが、詳しくわからないので、あくまで率直な感想を述べます。

「地面の硬さは、蓄積疲労等に大きな影響がある」…という意識が最初にあると、こうしたデータの話を聞くと、そこに因果関係を想像しそうかな(可能性を感じる)、と思います。

でも、「地面の硬さは、蓄積疲労等に大きな影響がある」、などは一切考えず、そもそも競馬ファンでもない人が、そのメジャーリーグの統計データの件をただ聞いたら、どうでしょう。

人工芝をホームグラウンドにするチームの選手と、天然芝をホームとする選手とでは、平均選手寿命が約3年も違う。…これ、芝の違いに焦点を当てていますが、もしかしたら、「あるチームの監督(オーナー)が、すぐ解雇する経営方針だった」、「ホームグラウンドの地域(気候)に温度差があった」、「チームの食生活に違いがあった」、「特定の選手が早く引退した」…なんて要因はいくらでも想像できてしまいます。

一つ例を述べると、

人工芝をホームグラウンドにするチームが、人工芝故にグランドの水はけがよく、天然芝をホームとするチームよりも、「年間の練習時間が30%多い」ことがわかり、何と人工芝の選手たちより、練習量が少ない天然芝の選手が、4年選手寿命が長かった…なんてデータがあるかもしれません。⇒芝のクッションでなく、ただ練習のし過ぎが原因

これはあくまで例えですが、先に「芝のクッションの違いだけにとらわれる」と、こうした可能性は見えなくなるのではないでしょうか。


私は、山野さんのような現場のデカではなく、官僚キャリア側の人間といった、いわゆる一競馬ファンです。なので、現場の彼がそういうなら、そのデータを一つの落とし所として、スタートするのがいいかな、と考えます。

それに、サラブレッドの統計研究データがあるのに、わざわざ{データ母数も、集計環境や条件もわからない、競技も違う、しかも馬でなく人間の}メジャーリーグのデータを参考にしなくてもいいのでは、と考えます。

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2011.05.28 23:54

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)

「馬体の記憶だけは抜群」武虎です


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競馬ファンの間でよく話題となる、「馬の故障と高速馬場の関係」についての記事、「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)へ、たくさんの回答ありがとうございます。遅ればせながら、以下3記事にわけ返信しておきます。

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(2)
馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(3)

馬の故障と高速馬場の関係-Q&A一例(1)

まず、読者さんに投げかけた質問Qは、以下
Q1.“高速馬場”の定義とは?

Q2.ダノンシャンティが勝ったNHKマイルCを高速馬場とする定義は、1分31秒4というタイム数字なのか? / マイル1分何秒から高速馬場なのか? / 仮に、1分34秒台が高速馬場でないなら、それはなぜか?

Q3.昔に限らず、1分34秒台のレース後でも、故障した馬はたくさんいる。もし1分34秒台が高速馬場でないなら、その基準や線引きは一体何か?、その根拠は、どこからきているのか?
これについて、大まかな私見では、高速馬場という基準や線引きは、「現場の専門家の声を落とし所とすべきだ」、と考えていました。


では、これら質問Qについて頂いた回答で、参考になったポイントなどを紹介します。
A.oddsさん回答
具体的な数値による線引きではなく、ただ単なる比較的結論では?
しかし、高速馬場が故障の原因の1つというのは有力な意見だと思います。
個人的な高速馬場の定義は極限までの瞬発力が必要とされる馬場だと考えています。
高速馬場の定義が、数値でなく比較的結論という、この「比較」というのがまさにその通り、同感です。要するに、人によって「比較」している基準が異なるから、結果、意見が多様化してしまう。これ、ギャンブルの核心をついていると思います。

A.小宮さん回答
高速馬場というよりも調教の最新機械などの導入などの影響で、馬自体の走るスピードの水準が上がった、ということは考えられないでしょうか?
なるほど。確かに、馬場のスピード化とサラブレッド自体のスピード化のギャップがあれば、タイムなど単純比較はできないですよね。


A.Tashizanさん回答
その1について
そこそこのレース数を真面目に観戦していたら、このレースはペースが早いな
とか、スローで瞬発力比べになる、等のあくまで感覚的な捉え方があると思う
のです。リアルタイムの観戦中でも、結果からの推測としてもです。
今となっては、「近代競馬の虚言の一つ」ととられてもしかたない見解ですが、
ペースが早い=オーバーペースでレースを引っ張った馬がいる=その馬達はペース
バランスを保てなかったためバテる。ここを否定されるとマズイのですが、一般的
な感覚での素直な見解として置いといてください。。
こういう時に、得てしてペースが早いのに前に居た馬達がそのまま馬券に絡む、と
いう現象が最近多くなってきたと感じます。所謂前につけた馬がそのまま雪崩込む
と呼ばれる現象です。このような場合特に内枠が絡むことが顕著な時に、馬場の要因
を考えずには、自分の中でレースの流れ乃至レースレベルがうまく消化出来ない。
開幕週ならまだしも、コース替わりする直前にこのような現象に直面すると、要因と
しての馬場に対し、人為的な造作の作為を感じます。
このような人為的作為を施された馬場を定義するのはいかがなものでしょうか?

その2について
昨年のNHKマイルについては水掛け論的要素も含みそうですが、掲示板に載った
馬の故障率が高すぎます。バーバリアンもサンライズプリンスもそれまで将来性
がとても楽しみに感じる馬達なのに、再出走すら叶わないのは、ファンの心境を
思えば酷です、ましてや関係者にしてみれば尚更と察します。先述しました、
レースの流れに照らして結果がそぐわない。そして内枠を利して走らされて
しまった馬達が上位に残る。これらを元に走破タイムを照らし合わせた場合
に高速馬場という要因が介在したと考えても、然したる間違いではないと考え
ます。

その3について
基本的にはそれほど右往左往して述べてはいないとおもうのですが、客観的(デジタル的
に数値)に可視化するのは少し困難か
と思います。勿論ゲーム理論ならぬレース理論でも
ぶち上げて、本家顔負けの数式でも築き上げれば可能でしょうが...
勿論伏字にされた武虎さんの意見には賛成です。
ただ万が一、「そのレースに全てをつぎ込む」のようなスタンスを伏字の方々が考えて
しまうと、例えそれを客観的定義にしても悲しい結果は動かないような気がします。
だって彼らにとってはそれが仕事であり使命(至上の命題)であるから。走らされる馬の
運命は、高速馬場の定義がどこで付されようとも変わらない..
それはそれで悲しい定義ですよね..
長文ありがとうございます。高速馬場について、内枠が絶好などという馬場は、確かに人為的な側面もあるでしょう。それに、いくら客観的定義をしても悲しい結果は動かないという点、その想い、「なんかいいな」と率直ですが思いました。

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2011.05.25 00:20

今年のダービー最大の見所はオルフェーヴルの走りよりも…

「今期はなかなか3連系の馬券が買えない」武虎です


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東京優駿日本ダービーの見どころ

今年のダービーは、皐月賞馬オルフェーヴルの二冠、それ以上に見どころと言えば、やはりデットーリの来日だろう。以前かなり昔の記事に書いたように、私武虎はフランキーこと、ランフランコ・デットーリ騎手が大好きである。理由は過去記事にて
>世界ナンバーワン騎手 ランフランコ・デットーリ


世界的な名手であり、以下の逸話もあるようだ
社台グループの総帥の吉田照哉曰く「デットーリが騎乗すると、他の騎手より5馬身違う」とも(2002年のジャパンカップにおける「スーパー競馬」出演時)。<ウィキペディア引用>
と、確かに「5馬身」は言い過ぎのような気もするが、彼の日本でのパフォーマンスは素人目にも、凄身を感じるモノだった。

とにかく、久々の来日ということで、非常に楽しみにしている方も多いだろう。ダービーでは、デボネアに騎乗予定と、「5馬身」はデボネアの評価を上乗せしないといけないかもしれない(笑


もちろん、デボネアの期待値は下がること必至。馬券的には非常に難しいダービーとなりそうだ。


目黒記念と金鯱賞の展望

今週はダービー他、古馬重賞が東京・京都で開催。馬体から注目馬を

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2011.05.18 00:11

「馬の故障と高速馬場の関係」逆に読者の方に質問です(3)

「馬体の記憶だけは抜群」武虎です


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競馬ファンの間でよく話題となる、「馬の故障と高速馬場の関係」について、これまで以下2回にわたって記事をアップしてきました。

>「レーヴディソール骨折に思う「馬の故障と高速馬場」の関係」
>ダノンシャンティの例含め「馬の故障と高速馬場の関係」への疑問(2)


まだまだ、このネタ引っ張ります。というよりも、この「馬の故障と高速馬場」の話題については、突っ込みどころ満載です。


普段メール等、読者の方から質問を頂くことが多いのですが、今回はズバリ、逆、こちらから読者さんに質問します。気軽にこの記事へ解答をコメントで残して下さればありがたいです。

馬の故障と高速馬場の関係について

疑問その1

そもそも、一体全体、何を“高速馬場”と定義するのでしょうか?



例えば、先頃故障したダノンシャンティのこれまでの故障の原因について、具体的に、ダノンシャンティが勝ったNHKマイルカップを「高速馬場」ととらえた意見を、結構見かけました。


では、

疑問その2

そもそも、ダノンシャンティが勝ったNHKマイルCを高速馬場とする定義は、1分31秒4というタイムなのでしょうか?

つまり、この31秒台という数字が高速馬場の正体なのでしょうか?




ならば、素朴に

疑問その3

マイル1分何秒から、高速馬場なのでしょうか?

仮に、1分34秒台ならば、高速馬場にはならないのでしょうか?もし高速馬場でないなら、それはなぜでしょうか?



昔に限らず、1分34秒台のレース後でも、故障した馬はたくさんいるはずです。もし1分34秒台が高速馬場でないなら、その基準や線引きは一体なんでしょうか?、その根拠は、どこからきているのでしょうか?



以上、個人的に高速馬場という基準や線引きは、「 人気ブログランキングへを落とし所とすべきだ」、と考えますが、みなさんはどうでしょうか?

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2010.12.30 22:49

2010年度 競馬ブログ記事アカデミー賞<ドラマ部門>作品発表!

「正月のお雑煮が待ち遠しい」武虎です(笑


2010年も残すところあと2日
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競馬ブログアカデミー賞発表

今年もとうとうこの時期がやってきました。勝手に主催、競馬ブログアカデミー賞


今年は昨年と違い個人的に、競馬のレポートを作成したり、音声にチャレンジしたり
またPOG専用ブログにて、毎週2歳馬の馬体評価のPDFレポートを更新したりと


正直、昨年2009年ほど、他の方の競馬ブログにお邪魔して
記事を読む時間がとれなかったのですが、そんな中、


「新年を迎えるにあたり、年越しそばと
この記事を読まずしては、どうしても年が越せない!(笑」



そう思わせてくれた記事を、私武虎の独断と偏見でご紹介。


では、行きましょう。

2010年度 競馬ブログ記事アカデミー賞<ドラマ部門>

ブログ名;馬鹿競馬ブログ
記事タイトル;欲が絡むと・・・
【作品評価】 奇しくも『馬鹿競馬ブログ』ヴィジョンズ・ベルウッド氏は、2年連続のアカデミー賞受賞。前年は<爆笑部門>、今年は<ドラマ部門>で2冠達成。昨年の作品『オールカマー無修正予想』では、強烈な個性と、ファンタスティックな展開に驚かされたが、本年度の作品『欲が絡むと・・・』は、読み終えた後、何とも言えない温かな気持ちにさせられた。

競馬ブログの記事などは、私武虎の例からもわかるように、往々にして、己の競馬知識や競馬へのプライド、アイデンティティーをさりげなくアピールする、そんなウンチクを垂れる傾向が多い中、彼ヴィジョンズ・ベルウッド氏の作品はひと際異彩を放っている。いや、すでに「競馬と全く関係ないじゃん!」というレベルまで昇華した傑作だ!

ちなみに、昨年の競馬ブログアカデミー賞はこちら

2009年度 競馬ブログアカデミー賞<爆笑部門>

ブログ名;馬鹿競馬ブログ
作品タイトル;オールカマー無修正予想

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2010.11.18 22:11

『馬券で飯が食えるのか?』と、とうとう254人に聞きました

「馬券の沙汰は馬次第」を忘れない武虎です。


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最近馬券の買い方(馬券ロジック)について、メルマガ特集号で一段落ついたものの、
読者さんから、ちょっとコアな質問がチラホラあるので、少し馬券ロジックネタを。


当ブログで設置している読者アンケートの現在の結果も公開

『馬券で飯が食えると思う?』アンケート



『馬券で飯が食えると思う?』アンケート結果(2010/11/現在)

投票者数; 254名
馬券で飯が食えると思う人(YES) 48.0% 122人
馬券で飯が食えないと思う人(NO) 52.0% 132人
前回集計 2010/7/28
前回記事『馬券で飯が食えるのか?』200人に聞きました
投票者数; 204名
馬券で飯が食えると思う人(YES) 49.0% 100人
馬券で飯が食えないと思う人(NO) 51.0% 104人

以上、引き続きたくさんの投票&コメントありがとうございます。


ほんの少し、前回集計時より“馬券で飯が食えないと思う人”が増えているとはいえ、以前、フィフティーフィフティーな結果。あくまで当ブログ限定なので、「このアンケートを競馬ファン全体でやるとどのくらいになるのか?」、少し興味がある。


馬券で飯を食う…それ以前に知っておくべきこと

本命党か穴党か?

個人的に、馬券で飯が食える食えないは一先ず置いといて、勝ち続けるためには、断然穴党のほうが有利だとみている。ただこれは、いわゆる自称“穴党”という意味では決してない。むしろ、いわゆる一般的な自称“穴党”といった意識では、逆に本命党よりも、競馬で勝ち続けることは難しいとみている。

また、『本命党ではダメなのか?』、というともちろんそうではなく、本命党で勝ち続ける人もいるだろう。が、穴党以上に的中率やオッズの変動、資金管理に対して、格段にシビアな対処が求められる。おそらく完全にデータ派といったタイプの人でなければ、本命党で勝ち続けることは限りなく不可能に近いとみている。要するに、穴党のほうが楽だという話。

ただ、本命であれ穴狙いであれ、競馬がギャンブルである以上
“勝ち続ける上で必ず知っておくべきこと”がいくつか存在する。

↓↓↓

例えば“人気ブログランキングへ率”などもその一つだ。

野球でいう、“ヒットを打ったら3塁でなく1塁に向かって走る”ような知識とは?

バルサラと言えば、ピンとくる人もいるだろう。…と、あんまり濃いネタを、フレッシュな当ブログ内で書くのも気が引けるのでやめておく。それに、こうした“ギャンブルにおいて勝ち続ける上で必ず知っておくべき=ギャンブルの基本”は、本当にしっかりと自分の身に落とし込むまでは、生半可な状態では使わないほうがベター。

なぜなら、半端な理解のままでは、「コレ!必要ない」などと、判断してしまう可能性が高いからだ。それは非常に危険。

ギャンブルの基本は、必要ないという次元の話ではなく、一通り知った上で自分なりのロジックや対処を考えるだけに過ぎない。野球でいうところの、“ヒットを打ったら3塁でなく1塁に向かって走る”、この知識のようなモノ。ヒットを打つ技術をいくら磨いたところで、ヒットを打つたびに“3塁に走っていては”、永遠に3割打者にはなれないのと同じ。ヒットを打つ技術とは、競馬でいうなら予想の的中率か。


ということで、このバルサラ絡みで、一つブログをご紹介。

栄光の競馬道

以前、「競馬ギャンブルについてまじめなネタでも書こうかな」と思い、個人的にブログメルマガを本格的に始めた頃、ちょうどこの“人気ブログランキングへ率”について、「きちんと競馬ブログのなかで言及している人っているのだろうか?」、と疑問に思い、ググってヒットしたのが…


eiji.jpg
こちらの笑顔が素敵な男前、えいじさんが運営されているメルマガのバックナンバーの一つ。


現在は、えいじさんは、栄光の競馬道というブログも運営されている。ブログにメルマガなど、非常に情報のコンテンツが多彩で、なかでもメルマガに届く音声解説は、おもしろく競馬好きで気さくな人柄が伝わってくる。いい意味での人間臭さを最も感じるメルマガと思っている。おすすめ。

最近、このえいじさんと少し馬券についてやりとりしたことがあり、予想や考え方などは、私武虎とは正反対の立位置の方だが、ギャンブルの基本は同じ。血統やラップ、データ、調教、騎手、枠、馬体、などなど、予想はなんでもいいが、競馬がギャンブルである以上、知っておくべきことは必ずある。メルマガバックナンバーは必ず見ておきましょう。

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2010.09.11 14:09

京成杯オータムハンデでふと思う…予想とレース結果の因果関係

「馬券の沙汰は馬次第」と考える武虎です


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中山芝1600mで行われる「京成杯オータムハンデキャップ」の馬体診断予想…その前に、「最近メッキリ堅くなり、砕けた記事が少なくなったので、たまにはコラム的なことも書いてほしい」といった読者さんからのメールも頂いたことで、丁度京成杯AHということで、勝手気ままにギャンブル的なネタを少し。


京成杯AHの馬体診断予想の結論は、本日晩配信予定のメルマガにて
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京成杯オータムハンデでふと思う“予想とレース結果の因果関係”

京成杯オータムハンデキャップといえば、昨年のヒカルオオゾラを思い出す。ご存じヒカルオオゾラは、ブログで再三G1級の馬体評価をしてきた馬で、昨年は同レース登録の段階で、「馬体から決して適性合わないどころか、レースを使うだけでも歯車が狂う」、とみた一戦。結果として嫌な予感通りになってしまった。今ヒカルオオゾラはどうしているのか。しかし今見ても惚れ惚れする馬体。>ヒカルオオゾラの惚れ惚れする馬体-競馬ブックフォトパドックより


こうした嫌な予感と同時に、いい予感も競馬をやっていれば、よく経験するだろう。例えば、狙った穴馬の買い目などが、自分の誕生日だったりすると、人は「これは何かあるんじゃないか…いやこれは何かあるに違いない!」、などと妄想を抱いてしまったり…。サイン馬券などは特にそうだが、こうした妄想も競馬の楽しみ。


ただ、こうした競馬ファン一個人が抱く“いい予感や悪い予感”がイコール、“意外とよくある競馬の真実”みたいな見方は非常に危険だ。これはインサイダー情報などで、こうしたレース結果に対しての予見できる、などといった煽りがよくある。が、これはあくまで宣伝文句であり、それを本当に“競馬の真実”と信じてしまうのは、信じる側もあまりにも傲慢で未熟としか言いようがない。


「ヒカルオオゾラを馬体からいかに適性がない」、と見抜いても、それはあくまで外野からの妄想の域を出ない。それを忘れないようにしている。この場合、競馬の真実とはヒカルオオゾラ自身や、ヒカルオオゾラ陣営にしかわからないモノだからだ。同様に、競馬ファンが抱く様々なレースへの妄想やサイン馬券、それら全ての予想理論は、レース結果を予見したり、レースを正確に分析することなどありえない。予想はどこまでいっても予想でしかない。…なぜなら


競馬では
全ての予想は、レース自体に何の労力も支払っていない


レース中のあらゆることに対して、労力を支払っているのは馬と騎手だ。当たり前だが、『馬が身体を張って懸命に走り、騎手が汗をかき操るからこそ、レース結果が生まれる』わけだ。


つまり
あらゆるデータを駆使して予想しようとも、インサイダー情報を身銭を切ってかき集めようとも、せっせせっせと競馬新聞に向かって徹夜で予想しようとも、汗水垂らして得たお金を馬券に投じようとも……
それら競馬ファン全ての労力は、レース自体には、米粒一つたりとも労力を支払ってはいない。だからこそレース結果はありのまま受け入れる。レース結果を色々考えても、競馬一ファンや予想理論が、競馬の真実その答えを見つけられるなどと傲慢になってはならない。。レース結果からわかることは、あくまで予想の予想といった、どこまでいっても予想の延長なわけだ。


ただ、この『自らの予想がレースに対して、何の労力も支払っていない』ことは、当たり前だが本当に自覚することは難しい。人はレース分析や考察で真実に近づけると、予想を予想の域から脱しようと懸命になる時期が必ずある。私自身も、昔は今ほどレース前傲慢ではなかったが、レース後は今と比較にならないくらい傲慢な考え方だった(苦笑


ただ、こうした考え方のままでは、ギャンブルではいいカモになりかねない。ギャンブルでは、結果の真実に近づけることなど、永遠にありえないわけだから、競馬でも、『レース前に自らの予想から傲慢に決めつけ、レース結果はありのまま受け入れる』、ことが重要となってくる。


『何が起こったのか?』そのあらゆる可能性を、レース結果から考察する暇があれば、結果の真実などわからないとして、確率を絞り、レース前にこれでもかと決めつけられるロジックやデータの体系化こそが、重要と言える。


ということで、要するに


ギャンブルでは、予想と結果は
全く交わらない水と油のようなモノ



以上、最近多忙で毎回馬体診断のみの形式的な記事ばかりと、久々思うことを書いてみた。しかし、ヒカルオオゾラから一年たったとは、月日の経つのは本当に早いモノだ。 

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ヒカルオオゾラ京成杯AH関連記事
>仰天!大物中長距離砲ヒカルオオゾラが京王杯AHに登録だぁ!?
>馬体超抜ヒカルオオゾラが勝っても微妙!京王杯AH 馬体診断予想
>ヒカルオオゾラ必然の惨敗! 京王杯AH レース結果・回顧

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2010.07.29 00:14

『馬券で飯が食えるのか?』200人に聞きました

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当ブログで設置している読者アンケートの結果とそのコメントを公開

馬券で飯が食えると思う?



頂いたコメント一覧
馬券で飯が食える01馬券で飯が食える02馬券で飯が食える03

『馬券で飯が食えると思う』アンケート 現時点の結果 2010/7/28

投票者数; 204名
馬券で飯が食えると思う人(YES) 49.0% 100人
馬券で飯が食えないと思う人(NO) 51.0% 104人


以上、たくさんの投票&コメントありがとうございます。


どちらの意見も、ほぼ半々フィフティーフィフティーな結果。この結果、つまり2人に1人が、『馬券で飯が食える』と答えた格好だが、それが多いのか、少ないととらえるのか、も意見がわかれるだろう。ギャンブルとしての競馬の実態などを考えると、個人的率直な感想は、「意外と多い」印象。

日本では、競馬など公営ギャンブルが、男気あり過ぎる人たちも真っ青なテラ銭(控除率25%)を、堂々と競馬ファンからしゃぶりとっている。JRAのCLUB KEIBAなどに見られる、そのクリーンでフレッシュなイメージとは裏腹に、そのギャンブルとしてのあくどさは半端ではない。

そんな胴元の完全無敵なシステムに支配されている競馬で、この2人に1人が、単に『競馬で勝ち続けることができる』ではなく、それ以上の『馬券で飯が食える=経済的に生計を立てるくらいの収益が可能』、とふんでいるというのは、やはりJRAのフレッシュ極まりないCM戦略などが、功を奏している部分も、少なからずあるだろう。


JRAのギャンブル競馬の実態からは、ギャップがあり過ぎるフレッシュ極まりないCM



この現在のJRAのCMであるCLUB KEIBA、一昔前の秀逸だったJRAのCMとは、比較にならないお粗末な内容はいただけないが、ただそのイメージ戦略としての機能は、先のアンケート結果などからも、かなり秀逸なのかもしれない。

しかし、感動やドラマを中途半端にしか表現できないCMならば、いっその事、ギャンブル競馬としての実態を、忠実にイメージできるようなCMにしてもいいのではないか。例えば……


CLUB KEIBAを、ある意味JRAらしいCMに変えてみる

(1) タイトルをまず変更

CLUB KEIBA ⇒ 一代目競馬会


(2)次に、キャスティングも大幅に変更

佐藤浩一 松方弘樹
佐藤浩一 ⇒ 松方弘樹



aoi.jpg岩下志麻
蒼井優 ⇒ 岩下志麻



ooizumi.jpghakuryu.jpg
大泉洋 ⇒ 白竜



ikeda.jpgaikawa.jpg
小池徹平 ⇒ 哀川翔



mituura.jpgsakai.jpg
光浦靖子 ⇒ 酒井法子


個人的に、このキャスティングや設定なら、ある意味“JRAらしいCM”でしっくりくると思うのだが…。



以上、もう一つ、馬体に関するアンケートも設置中です。

『パドックは馬券の参考になる?』アンケート募集中


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